不登校ひきこもり社会資源ガイドブック『つながらんば』のご紹介

アニです。

今回はアニが関わった不登校ひきこもり社会資源ガイドブック『つながらんば』の紹介です。

 

学校は新学期がはじまります。社会人のみなさんは新年度のはじまりですね。新生活に向けて心新たにしているでしょうか?

特に変わりない日常が続く人でも、春になり桜も咲いて気分も上向いている人も多いと思います。

しかし新しいことがはじまるということは、決して良いことばかりがはじまる訳ではありません。

新しい環境が合わなかったり、新しい人間関係が上手く築けなかったり、耐え難い挫折や孤独を感じることも。

学校や職場などで居場所を失くして、不登校やひきこもりになってしまう人が確実に増える時期でもあります。

不登校ひきこもりになると、当事者はもちろん家族も孤立してしまうことが多いです。誰にも相談できないことは容易に想像できます。

当事者・家族が孤立して不登校ひきこもりに向き合うことはとても危険なことです。

比較する対象がないため客観的に現在の状況を認識する出来なかったり。相談相手や愚痴を話す相手がいないため孤独感と絶望感が心いっぱいになったり。

不登校ひきこもりの当事者・家族の現状を悪化させやすいことは間違いありません。

信頼できる相談相手や不登校ひきこもりの専門性を持った支援が必要です。しかし、相談相手や支援を探すのは容易ではありません。

そんな時、不登校ひきこもり社会資源ガイドブック『つながらんば』を使ってみてください。

不登校ひきこもり社会資源ガイドブック『つながらんば』は長崎県ひきこもり地域支援センターが発行しています。

アニは『つながらんば』を作成するにあたって集められたガイドブック作成部会に参加し、主にレイアウト構成などに対する助言、表紙や裏表紙など作成作業を手伝いました。

『つながらんば』とは?

“社会資源”と聞いてピンとくる人は、福祉の分野などで仕事している人や支援に携わっている人ぐらいだと思います。小難しい専門用語ですが、簡単に言うと「社会の課題を解決するための助けになる人や物」のことです。

つまり『つながらんば』は「不登校ひきこもりで困っている人に役立つ支援団体や病院などを紹介する」ことを目的とした冊子です。

知り合いに不登校ひきこもり支援に関わりのある知人がいる人は、その知人の方に相談すれば大丈夫だと思います。ですが、ごくわずかな場合だと思います。不登校ひきこもりに直面した大半の方々は孤立無援の状態から課題に直面しなければなりません。

その時『つながらんば』を利用すれば、孤立した状態から抜け出せる可能性が生まれます。

不登校ひきこもりの課題を解決できるとは言えませんが、少なくともキッカケにはなると思います。

『つながらんば』の内容

主に以下の内容となっています。

  • 不登校ひきこもり支援の展開イメージ図
  • 不登校ひきこもり支援で使われる用語の説明
  • 不登校ひきこもり支援団体MAP
  • 支援団体の紹介(民間団体/教育相談/病院/行政の相談窓口/生活困窮の相談窓口/就労支援)
  • 当事者・経験者・家族からのメッセージ

長崎県でははじめてですが、こういったガイドブック自体は各地の行政機関で実施されています。目新しい試みとは言えませんが、他にはない特徴もあります。

長崎県の場合、特に地理的な条件が特殊です。長崎県は離島が非常に多いです。島原などの地域から長崎に行く時も時間が掛かります。

お隣の佐賀県と比べてみましょう。

当然ですが、不登校ひきこもり支援団体は都心部に多く存在します。

佐賀県の場合、佐賀市へ他地域から行く時は自家用車ないしJRなど公共交通機関で比較的短時間で交通費も少ないです。福岡へ行くという手段もあります。もちろん一部例外はありますが。

長崎県の場合、離島から九州本土まで行こうとなると時間は長く、交通費も髙くなります。船を使うことになりますから欠航なんてことも頻繁にあることです。島原半島など都心部から離れた地域も同様の課題があります。

地元にある支援を見つけると、相談や支援を受けることが非常に楽になります。『つながらんば』はこの点を意識してMAPを備えています。

紹介されている団体

行政機関からの発行物ですから、広く紹介されています。

紹介されている民間団体は、この『不登校ひきこもり情報たーみなる』でも紹介させてもらっている団体も多いです。

『たーみなる』の情報と見比べて、どんな団体か判断するのも悪くないと思います。セカンドオピニオン的な感じでしょうか。

当事者・経験者からのメッセージ

『つながらんば』の最大の特徴と言えると思います。

当事者・経験者のみなさんからのメッセージを募って紹介しています。下記の画像が見開き1ページで掲載されています。

アニが提案したことだったので、こちらは全面的にアニが作成しています。

挿絵やフレームはyuka kawaharaさんの作品です。

アニが参加している『不登校・ひきこもり情報誌「今日も私は生きてます。」』で知り合ったのがキッカケで、是非にとお願いしました。

挿絵のネコは「草ネコ」と言います。ゆるい感じがアニの気持ちにドンピシャでした。

メッセージは専門部会に参加した支援団体のみなさんを通じて集められました。

感謝の気持ちを述べてくれた人もいれば、辛い気持ちを語ってくれた人もいます。本当に様々なメッセージを送ってくれました。

メッセージを送ってくれたみなさん、本当にありがとうございました!

どうやったら入手できる?

『つながらんば』は完全版とダイジェスト版の2種あります。

刊行物としてはダイジェスト版のみ教育関係機関と『親の会 花たば』にて配布されましたが、今後の配布は未定だそうです。

現在は長崎県ホームページ内「ひきこもりに関する相談機関等」でダウンロードが可能です。そちらからダウンロードしてください。

『不登校ひきこもり社会資源ガイドブック つながらんば』ダウンロード(長崎県ホームページ)へはこちら

アニがオススメする『つながらんば』の使い方

ハッキリ言って情報量が非常に多い刊行物です。

また現状の入手方法がダウンロードのみで、しかも項目ごとにバラバラにダウンロードしなければなりません。全てをダウンロードするのは非常に時間が掛かります。

そこでまず『つながらんば』ダイジェスト版のみダウンロードされることをオススメします。

ダイジェスト版は紹介団体とTEL、上記の当事者・経験者からのメッセージが添えられています。そこでまず今の自分に必要な団体があるのか調べてみてください。

その後、詳しく知るために該当団体が掲載されている項目をダウンロードしてください。

 

当事者・家族の方のみならず、支援者の方もぜひご覧になってみてください。

知らない団体を発見できたり、他団体と自分の団体を比較したりなど、一読の価値はあると思います。

また、『つながらんば』を通じて行政機関の支援に対する取り組み方も計ることができると思います。

ぜひご覧になってみてください。

『長崎県ひきこもり地域支援センター』についてはこちら


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