『30回記念大会 登校拒否・不登校を考える夏の全国大会2019in東京』のご案内

70年代半ばより増加し続けた我が国の不登校ですが、最近の学校基本調査によれば、小・中学校は14万4000人を数え、1年間で1万人増えました。子どもが学校に行けない・行かないときどうしたらいいでしょうか。

私たちは、1990年より活動している全国の親の会やフリースクールがつながり合うネットワークです。

毎年1回、全国から集い、学びあい、情報交流して30年、国の政策も変わってきました。大人だけでなく、子どもたちも子どもの実行委員会で企画し、楽しい全国子ども交流を行ってきました。どうぞどなたでもお出かけ下さい。

『登校拒否・不登校を考える夏の全国大会2019in東京』は8月24日から25日かけて行われるイベントです。

また『全国子ども交流2019』が同時開催されます。そちらは下記よりご覧になれます。

『全国子ども交流2019 楽しく交わりゃおもしれいわ』についてはこちら

8月24日

時間 12:50~18:00

場所 早稲田大学総合学術情報センター国際会議場

オープニング 12:50~13:30

子どもシンポジウム『聞いてよ、私たちの気持ち』13:30~14:30

不登校をしている子どもたちは、日々何を思い、何を感じながら過ごしているのでしょうか。不登校になった理由や今の状況、将来への道筋はそれぞれ違っても、当事者の声を聴き、学んでいくことが不登校についての理解を深めることにとても役立つと思います。

基調講演『全国大会30年を迎えて』14:30~15:20

講演 奥地圭子さん(登校拒否・不登校を考える夏の全国大会実行委員長/NPO法人登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク代表理事/NPO法人フリースクール全国ネットワーク代表理事)

全国大会の30年は『登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク』の30年。1990年代、2000年代、2010年代と不登校は増加しながらも、社会を映し出してその特徴を持ってきました。

その30年の大部分は学校復帰させようとする政策と実際の登校圧力で、苦しかったり、悩んだりする状況が続く中、全国ネットワークでの学び合い、支え合いは、子どもを守る上でも、親の孤立を防ぐ上でも、そして、社会の価値観を変える上でも意味を持ってきたと言えます。

やっと、2014年頃から、国の変化がみられるようになり、「不登校は問題行動ではない」と全国に通知され、学校復帰のみが前提ではなくなる中、親の会でも、教育機会確保法ができてから学校との関係が楽になってきた、との声もしばしば聞かれるようになりました。

さて、それでは、既成の教育が合わないと感じた場合どうするのか、それが課題となってきます。今こそ子どもが安心して、育つ社会に向けて新しい学びのあり方を考える時です。不登校とは嘆くことではなく、道を拓くこと。30年を振り返り、そんなことを語りたいと思います。

不登校の子どもの権利宣言10周年企画『あれから10年、不登校の子どもの権利宣言 不登校を経験した私たちが見た不登校の歴史と今』15:40~16:50

不登校の子ども・若者たちが自らの経験や想いをまとめた『不登校の子どもの権利宣言』は、10年前、この夏の全国大会で、しかも同じ会場で参加者の皆さんの拍手で迎えられました。あれから10年、今年は『国連子どもの権利条約』が国連で採択されたから30年という節目の年でもあります。その当事者が映像とお話で登場します。

親シンポジウム『わが子の不登校、その時こうした』16:50~18:00

わが子が不登校になったとき、混乱したり、悩んだり、良かれと思ってやったけれど追いつめたり、保護者は様々な経験をしています。大会30年、親どうし学び合う目的で毎年シンポジウムをやってきました。今年は祖父母世代にも登場していただく予定です。

その他

オプション企画として懇親会(18:30~20:00)を行います。

8月25日

時間 9:00~16:30

場所 早稲田大学戸山キャンパス

テーマ別分科会 9:00~12:00

関心のあるテーマを1つ選んでご参加ください。そして、たっぷり深め合いましょう。

  1. 小学生の不登校
  2. 中学生の不登校
  3. 高校生・大学生の不登校
  4. 不登校と自己肯定感《アドバイザー 多田元さん(弁護士)》
  5. ひきこもり《アドバイザー 西村秀明さん(宇部フロンティア大学) 》
  6. 不登校と医療
  7. 不登校と発達障碍《アドバイザー 木村優一さん(精神科医)》
  8. 居場所フリースクールについて
  9. 在宅不登校の子どもとの関わり
  10. 不登校支援の在り方《アドバイザー 野村俊幸さん(精神保健福祉士・社会福祉士)》
  11. 公民連携の在り方
  12. 多様な学びのこれから《アドバイザー 奥地圭子さん》
  13. 親の会のつくり方・ひろげ方
  14. 当事者交流サロン ※不登校・ひきこもりの当事者・経験者のみの参加となります

内容の詳細に関しては大会ホームページをご参照ください。

不登校カフェ 9:00~16:00

不登校を経験した若者たちが開催します。親の方、当事者の方どなたでも、お気軽にお立ち寄りください。

汐見稔幸さん記念講演『人は本来学び続ける存在』13:00~14:30

教育学、保育学、育児学をご専門とする汐見さん。教育といえば学校教育しかイメージしない学者の多い中、不登校やフリースクールについて、古くからあたたかいまなざしで応援してくださってきました。学校って何だろう、学校と距離をとる子どもは、何を求めているのだろう、本当の学びは、どうしたら生まれるのだろう、そんなことを考えたい方は、ぜひ汐見さんのお話を聞いてみてください。

また、汐見さんは『多様な学び保障法を実現する会』の共同代表として法律作りに関わってくださいました。今後の方向についても伺ってみたいと思います。

汐見稔幸さんプロフィール

東京大学名誉教授。白梅学園大学・同短期大学前学長。

教育学、教育人間学、育児学を専門とし、各地で講演活動を行っている。教育者や子育て中の保護者に至るまで、幅広い支持を集めている。

主著『人生を豊かにする学び方』『「天才」は学校では育たない』など。

経験者が語るリレートーク『私はこう歩んできた』14:40~16:10

大会30年を記念して、それぞれの年の不登校経験者に登場してもらってのリレートークです。当事者として、何を考え、何を感じていたのか、その後の進路、今どのように不登校を考えているのかなどを語ってもらいます。語りの中から、日本の教育、不登校をめぐり状況の変化がきっと見えてくるでしょう。そして今後、私たちがどうしていったらいいかを考えるヒントになることと思います。

エンディング 16:10~16:30

参加申し込み

申し込み方法および参加費用に関しては、下記、大会ホームページをご参照ください。

事前申込締め切りは7月24日(水)までです。当日参加も可能です。

『登校拒否・不登校を考える夏の全国大会2019in東京(ホームページ) お申込・料金』についてはこちら


『登校拒否・不登校を考える夏の全国大会2019in東京(ホームページ)』についてはこちら

イベント情報

イベントタイトル 登校拒否・不登校を考える夏の全国大会2019in東京
日時 8月24日(土) 12:50~18:00/25日(日) 9:00~16:30
場所 早稲田大学総合学術情報センター国際会議場(24日)/早稲田大学戸田キャンパス(25日)
問い合わせ先

NPO法人登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク
電話番号/FAX 03-3906-5614
メールアドレス info@futoko-net.org
〒114-0021
東京都北区岸町1-9-19

事前申し込み 詳細は大会ホームページをご参照ください。
参加費 3500円(事前申込24日のみ参加)/4000円(事前申込25日のみ参加)/6500円(事前申込両日参加)など
備考 参加費・申し込み方法などの詳細は大会ホームページをご参照ください。