フリースペースふきのとう『長崎県のつどい ~共感しよう仲間、広がろう思い、つながろう地域~ (2017)』のご案内
近年、子どもや親たちの生き辛さが叫ばれ、貧困や社会的孤立、コミュニケーション不足など若者たちが生きていく上で厳しい状況が続いています。大人である私たちがしっかりと向き合い、学びを深めたいと思います。
今回、長崎県・佐世保市・県内各行政機関・企業を含めたNPO団体などに呼びかけ、交流と学びの場である「登校拒否・不登校・ひきこもり」のつどいを開催します。
ひとりぼっちで悩む親や教師をなくしたいと「共感しよう仲間、広げよう思い、つながろう地域」をテーマに交流会(分科会)を行います。交流会にはコーディネーター・共同研究者として各テーマの専門家の方が参加します。
また、テーマ別交流会に先駆けて、『「教育の機会の確保法」の成立から学ぶ』と題して全体会を行います。
どなたでもご自由に参加できます。温かくホッとできる「つどい」にぜひご参加ください。
また前日24日には『子どもサミット』を開催します。こちらもよろしくお願いします。
全体会『「教育の機会の確保法」の成立から学ぶ』
「教育の機会の確保法」が成立してから実施されるまでの全国連絡会の動きや、文部科学省としての思いや取り組みと内容についての報告を行います。
講師:古庄健さん(登校拒否不登校問題全国連絡会)
講師:高橋由紀さん(文部科学省生徒指導室 課長補佐)
交流会(分科会)のテーマと主な内容
1-A:不登校(小学校)
入学早々の登校渋りや、学年途中での不登校の子どもが増えています。友だちや先生との関わり、親子の関わりについて語り合いましょう。
コーディネーター:田川雅章さん(長崎県佐世保こども・女性・障害者支援センター 子ども保護判定課 課長)
共同研究者:茶園眞灮(NPO法人おおさか教育相談研究所 相談員)
1-B:不登校(中学校)
中学校では、思春期特有の揺れ、いじめなどがキッカケになる場合もあります。友達や先生との関わり、進路など親子の関わりについて語り合いましょう。
コーディネーター:中村修太さん(長崎県佐世保こども・女性・障害者支援センター 相談支援班 係長)
共同研究者:柚木健一さん(NPO法人おおさか教育相談研究所 理事長)
1-C:不登校(高校)
高校生活の中で自分と向き合えるようにもなります。将来への不安、生き方にどう関わればいいのか。様々なことを語り合いましょう。
コーディネーター:柿田多佳子さん(長崎県佐世保こども・女性・障害者支援センター 所長)
共同研究者:内田良子さん(立教大学非常勤講師/子ども相談室『モモの部屋』主宰)
2:発達障がいと不登校・ひきこもり
発達障がいがある、あるかもしれないと悩んでいる親、支援者、関係者の方との交流会です。悩みや不安を出し合うことで我が子とゆっくり向き合うこと、身近に共感できる支援者や仲間がきっといる。そんな場にしていきましょう。
コーディネーター:谷口敬太さん(佐世保市保健福祉部障がい福祉課 主任技師)
コーディネーター:羽辺由紀子さん(佐世保市保健福祉部障がい福祉課 主任技師)
共同研究者:加藤由紀さん(NPO法人大阪障害者センター『発達支援センターぽぽろ』相談員)
3:ひきこもりと家族支援
人や社会との関わり困難を抱えていたり、いわゆる「ひきこもり」と言われる行き辛さを抱えた若者たちの家族や関係者の方々。悩みを出し合い交流しましょう。
コーディネーター:久佐賀眞理さん(シーボルト大学 教授)
コーディネーター:琴岡日砂代(長崎県長崎こども・女性・障害者支援センター精神福祉課 係長)
共同研究者:村上公平さん(NPO法人おおさか教育相談研究所 相談員)
4:子どもの最善の利益を考える
今の学校、社会でいじめや自殺が後を絶ちません。反省文ひとつで簡単に忘れてしまう罪や責任。“未来は変えられる”大人が本気で向き合う姿を、子どもたちは決して忘れません。「未来は現在の中にある」と仰る横湯先生と一緒に語り合いましょう。
コーディネーター:納富博子(佐世保市子ども未来部子ども保健課 課長)
共同研究者:横湯園子さん(元北海道大学・中央大学 教授)
5-A:若者・青年と共に生きる(中高生のグループ)
登校拒否・不登校やひきこもりの当事者たちがつどい、交流できる居場所です。コーディネーターや共同研究者と一緒にゆっくり向い合い、共感できる仲間と語り合いましょう。
中高生を対象とした居場所です。
コーディネーター:益田仁さん(中村学園大学 講師)
コーディネーター:安藤佳珠子さん(長崎国際大学 講師)
共同研究者:春日井敏之さん(立命館大学 教授)
5-B:若者・青年と共に生きる(若者・青年のグループ)
登校拒否・不登校やひきこもりの当事者たちがつどい、交流できる居場所です。コーディネーターや共同研究者と一緒にゆっくり向い合い、共感できる仲間と語り合いましょう。
若者・青年を対象とした居場所です。
コーディネーター:国貞亮一さん(長崎県在住 公務員)
共同研究者:高垣忠一郎さん(立命館大学 名誉教授)
6-A:支えあう連携づくり「企業とNPOの協働実施を考える」
今、企業は新しい取り組みでNPOとの協働社会貢献の思いを持っています。また、NPOも社会から求められるニーズに応えていきたいと思っています。企業とNPOが同じ机に座り交流を深めることで、お互いに大きな一歩が歩み出せる。そんな場が作れたらと思います。
コーディネーター:中尾健一さん(佐世保市企画部政策経営課 課長)
共同研究者:山本尚由さん(有限会社アイ企画 代表取締役/会長)
共同研究者:原田良太さん(長崎県中小企業家同友会佐世保支部 支部長)
総合司会:巻信幸さん(人形劇“かん” 主宰)
パネリスト
- 川添ケイ子さん(川添商工 代表取締役)
- 辻千穂子さん(五島観光タクシー代表取締役)
- 山下剛さん(九州電力企画・総務部 総務グループ長)
- 石川範夫さん(日本たばこ産業株式会社九州支社 営業総務部 社会環境推進部長)
- 小橋和則さん(長崎県県民生活部県民協働課 課長補佐)
- 三原直也さん(NPO法人黒島観光協会)
- 川原早苗さん(NPO法人フリースペースふきのとう)
6-B:支えあう連携づくり「行政機関、小中学校、高校、大学、中間就労支援」
各行政機関、学校、大学、そして中間就労支援につなぐ議論ができればと考えております。
コーディネーター:池田茂則さん(佐世保市社会福祉協議会事務局 次長)
共同研究者:高橋薫さん(NPO法人文化学習共同ネットワーク 理事)
共同研究者:田中良彦さん(中学校教諭)
パネリスト
- 脇野孝太郎さん(長崎国際大学 準教授)
- 三塩光司(佐世保市市民生活部コミュニティ協働推進課 課長補佐)
- 千北充範さん(小学校教諭)
- 古川清司さん(中学校教諭)
- 小田誠さん(高校教諭)
- 中村かおるさん(当事者家族)
- 小川美由紀さん(当事者家族)
7:特別テーマ「教育の機会の確保法」成立実施から学ぶ
「教育の機会の確保法」は色々な意見がある中、去年12月の衆議院・参議院にて可決され、平成29年2月より動き出します。良くするも悪くするも、私たちの使い方だと思います。文部科学省からもご参加していただき、学びの場を作りたいと思います。
コーディネーター:坂本雅俊さん(長崎国際大学 教授)
共同研究者:前島康男さん(東京電機大学 教授)
総合司会:馬場保子さん(活水大学 講師)
パネリスト
- 高橋由紀さん(文部科学省生徒指導室 課長補佐)
- 古庄健さん(登校拒否不登校問題全国連絡会)
- 大川周一さん(長崎県教育庁義務教育課児童生徒支援室 参事)
- 相川孝子さん(元中学校教諭)
- 永田秀人さん(佐世保市市議会 議員)
つどいのルール
3つあります。心に留め置いていただけると幸いです。
- 様々な立場の方々が参加されますが、一人一人が対等で平等な関係です。
- 参加者一人一人の思いを大切に自由に発言できます。「言いぱなし」「聞きぱなし」が原則で責任を問うものではありません。夢や想いを語り、人の発言に耳を傾けましょう。
- 交流と学びを大切にしています。何かの結論をつけるものではありません。
イベント情報
イベントタイトル | 長崎県のつどい ~共感しよう仲間、広がろう思い、つながろう地域~ (2017) |
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日時 | 6月25日(日) 9:30~10:30(全体会)/10:45~16:30(テーマ別交流会) |
場所 | アルカスSASEBO ※3Fを中心に多くの会場で交流会が行われます。詳しくは当日受付にてご確認ください。 |
問い合わせ先 | NPO法人フリースペースふきのとう |
事前申し込み | 不要 |
参加費 | 1000円(当日のみ)/1500円(子どもサミット&長崎県のつどい) |
備考 | 前日に開催される『長崎県のつどい』へ参加する方向けに宿泊を用意しております。ご希望される方はご連絡をお願いします。 |