NPO法人フリースクール全国ネットワーク『第6回多様な学び実践研究フォーラムin九州』のご案内

『多様な学び実践研究フォーラム』とは、フリースクールやフリースペース、シュタイナー教育やイエナプラン教育、デモクラティックスクール、外国人学校、インターナショナルスクール、ホームエデュケーション、そして自然学校など。多様な学び・学校外の学びの実践者や研究者が集い、実践の高め合い、実践を支える制度作りについて考えるフォーラムです。

多様な学びを支える現場スタッフ、子ども自身、保護者、学生、研究者、支援者、教職員、さまざまな分野の方々、どなたでもご参加頂けます。

2日間に渡るプログラムとなっております。詳細は以下の通りです。


3月16日(土)

フォーラム初日は、基調講演とシンポジウムが開催されます。

基調講演『多様な学びをひらく ~AI時代に学びをどう考えるか~』(13:40~15:10/ふくふくホール)

講師 汐見稔幸さん(東京大学名誉教授/白梅学園大学・同短期大学前学長)

教育学、教育人間学、育児学を専門とし、各地で講演活動をおこない、教育者や子育て中の保護者に至るまで、幅広い支持を集めておられます。主著に『人生を豊かにする学び方』『「天才」は学校で育たない』など。

シンポジウム『「普通教育機会確保法」見直しまで1年 ~今、必要な視点~』(15:20~16:50/ふくふくホール)

パネリスト

  • 奥地圭子さん(フリースクール全国ネットワーク代表理事/東京シューレ理事長)
  • 喜多明人さん(早稲田大学教授/子どもの権利条約ネットワーク)
  • 吉田敦彦さん(大阪府立大学教授/京田辺シュタイナー学校)
  • 齋藤眞人さん(立花高等学校校長)

コーディネーター

  • 中村国生さん(多様な学び保障法を実現する会事務局長/東京シューレ)

その他(16日13:30~17:00/17日10:00~17:00)

フォーラム開催中、以下を常設開設しています。入退室自由なので、気軽にご利用ください。なお16日・17日両日とも開設しております。

子どもの参加のフリースペース(401会議室)

当日、子どもが自由に楽しく過ごせる様に、ゲームや漫画の設置、見守りスタッフによる小イベント等を行っています。

多様な学び交流ブース(3F交流ひろば)

フリースクールやオルタナティブスクール、自然学校等の多様な学び実践団体による交流ブースです。多様な学びの情報収集や情報交換を自由に行っていただけます。

フォーラム交流会(18:00~)

初日フォーラム終了後、基調講演者、パネリストの方々および多様な学び実践者との交流会を実施します。ゆっくりとした雰囲気でお話をされたい方はご参加ください。別途参加費500円が必要となりますのでご了承ください。


3月17日(日)

2日目は分科会(午前の部/午後の部)と全体会が開催されます。

分科会 午前の部(10:00~12:00)

分科会➀『ニュージーランドとオランダの教育とオルタナティブスクール』(501研修室)

多様な学びを正式に認め、支援をしている国であるニュージーランドやオランダの教育を紹介し、その中で、オルタナティブスクールとしての、シュタイナー教育やイエナプラン教育を例にしながら、日本の公教育や『選択できる学び』について考えていきたいと思います。

分科会②『フリースクールの実践 ~子ども中心の学び・ミーティング・活動づくり~』(502研修室)

フリースクールのスタッフに、現場での学びや子どもとの関わり方、ミーティングなどの日常の活動について報告してもらいます。フロアディスカッションの時間を設け、子ども中心の活動、学びを作るためのスタッフの役割・在り方について意見交換をし、実践に関する理解を深めていきます。

分科会③『出席扱いって何? ~学校連携・公民連携・地域連携を考える~』(503研修室)

出席扱いの意味や意義とは何かを考えつつ、民間の学びの場と学校・行政・地域との連携の在り方の実例を知る場にします。立場に固執するのではなく、社会の大人の一人として「共に」「何が」できるのか?を考え、共有していきたいと考えています。

分科会④『どのようにして多様な学び場を法的に位置付けるのか?』(5F視聴覚室)

「教育機会確保法」が成立して2年が過ぎた今、法的にどういう形で支援の具体策を作っていくかを考える機会とします。大阪では分科会タイトルの内容で研究会を立ち上げ、議論を続けてきました。その内容を整理し、発表することで、明るい未来を考えていきます。

分科会⑤『学校・教育の役割を考える ~これからのクリエイティブな時代に求められるもの~』(602研修室)

話題提供 アレキサンダー・ストリーターさん(FIDS)

教育の歴史、学校制度の始まり、やる気の科学、情報化時代ではテストが機能しない理由、情報化時代に人々を成功へと導くものとは?時代の変化とともに、学校の役割はどう変わってきているのか?話者のユーモアあふれる教育論をお見逃しなく!

分科会 午後の部(12:45~14:45)

分科会⑥『国境を越えて共に学ぶ・つながる ~東アジアにおける多様な学び~』(501研修室)

ゲスト 朝倉景樹さん/王美玲さん(台湾)/おはいおさん(韓国)

東アジア各国の多様な学びの現状や実践例をシェアします。それらを通して、日本の現状を理解し、国を超えたつながりやこれからの学びのあり方について、一緒に考えます。各国の教育事情に詳しいゲストを交えてのトークをお楽しみください。

分科会⑦『大学生だからできるサポートとは? ~専門性と素人性~』(502研修室)

子どもたちと近い存在でもある大学生。いわゆる「斜めの関係」の有効性が広く知られてきています。ただ年齢が近ければそれでいいという訳でもありません。若者の長所を活かし、専門性と素人性について考え、今後の学びの保障にどう活かしていけるかについて考えていきたいと思います。

分科会⑧『スクールソーシャルワーカー(SSW)って何? ~家庭・学校・地域をつなげるキーマンの役割とは~』(503研修室)

講師 奥村賢一さん(福岡県立大学准教授)

近年注目されて久しいSSWの存在。福岡市はSSWの配置を積極的に進めており、全国的にも注目されています。福岡県立大学の奥村賢一先生にその背景にある課題や具体的な活動内容を語っていただき、その本質を皆で共有していきます。

分科会⑨『多様な学びの評価 ~自己評価・相互評価で質を高める~』(5F視聴覚室)

文科省は教育機会確保法に基づく施策として、フリースクール等の学校以外の多様な学びの場における教育機会の確保を促進するための調査研究事業を行っています。多様な学びの場が量的にも質的にも充実発展していく基盤づくりのための「自己評価・相互評価の仕組み作り」「中間支援組織を中心としたネットワーク仕組み作り」について考えていきます。

分科会⑩『公立学校における多様な学び ~一人の子も見捨てない「学び合い」の取り組み~』(602研修室)

講師 元主浩一さん(元学校長)

福岡市内の元学校長である元主浩一先生をお招きしてみんながわかる「学び合い」みんなが「幸せ」になれる学びについて考えます。一斉授業から主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニングの視点からの授業改善)に取り組んでいる学校現場の存在を知ってもらいたいと考えています。

全体会『九州の多様な学びの未来をみんなで考える』(15:00~16:30/ふくふくホール)

この時間は、九州内の多様な学びの存在を認識し合うため、多様な教育ニーズに応えるための、立場を越えてお互いを認め合う関係づくりのため、多様なパネリストを交えて皆さんと共に考えていきます。


申し込みについて

フォーラム・全体会が定員200名、各分科会は定員50名(分科会⑤・⑩は45名)となっております。定員を満たし次第、受付を終了しております。問い合わせ先、もしくは下記申し込みフォームからお申し込みください。※当日まで定員に達していないもの、特に定員を設けていないものに関しては当日参加可能です。

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イベント情報

イベントタイトル 第6回多様な学び実践研究フォーラムin九州
日時 3月16日(土) 13:00~17:00/3月17日(日) 10:00~16:30
場所 福岡市市民福祉プラザ『ふくふくプラザ』
問い合わせ先

多様な学び実践研究フォーラムin九州 実行委員会/NPO法人フリースクール全国ネットワーク/多様な学び保障法を実現する会
電話番号 092-643-8615(箱崎自由学舎えすぺらんさ)/095-844-8899(フリースクール クレイン・ハーバー)
FAX 092-643-8625
メールアドレス tayoumanabikyusyu@gmail.com

事前申し込み 定員を満たし次第締め切り
参加費 両日参加3000円/1日参加2000円/学生(両日)1000円/18歳以下無料
備考 フォーラム交流会は参加費とは別途に500円をいただいております。