フリースペースふきのとう『第14回子どもサミット&長崎県のつどい』のご案内

NPO法人フリースペースふきのとう主催による『第14回子どもサミット』『長崎県のつどい』が開催されます。

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第14回子どもサミット -不登校を通して思うこと-(6月23日)

近年、子どもに関わる事件が増える中で“いじめ”や若年層の自殺が深刻化しています。

また、佐世保市女子高校生の事件から早4年目を迎えようとしています。まだ深い悲しみの中です。

今年も開催される『子どもサミット』は佐世保市大久保小学校の事件から始まりました。

『子どもサミット』は開催の度に新たな感動を子どもたちから受け取ります。辛く苦しかったけれど、自分の心と向き合い、生きる意味、学ぶ意味を考え続けたあの日々があったからこそ、今の私がある。

学校のこと。友達のこと。家庭のこと。子どもたちの心の叫びは、私たち大人の心を温かく包み溶かしてくれると思います。

オープニング(12:30~13:15)

基調講演(13:15~14:15)

講師:高垣忠一郎さん(立命館大学 名誉教授)

演題:不登校・ひきこもり問題と自己肯定感

子どもサミット(14:30~17:00)

コーディネーター:高垣忠一郎さん

パネリスト:中高生・青年の不登校・ひきこもり当事者・経験者5名


長崎県のつどい ~共感しよう仲間、広がろう思い、つながろう地域~(6月24日)

近年、子どもや親たちの生き辛さが叫ばれ、貧困や社会的孤立、コミュニケーション不足など若者たちが生きていく上で厳しい状況が続いています。大人である私たちがしっかりと向き合い、学びを深めたいと思います。

今回、長崎県・佐世保市・県内各行政機関・企業を含めたNPO団体などに呼びかけ、交流と学びの場である「登校拒否・不登校・ひきこもり」のつどいを開催します。

ひとりぼっちで悩む親や教師をなくしたいと「共感しよう仲間、広げよう思い、つながろう地域」をテーマに交流会(分科会)を行います。交流会にはコーディネーター・共同研究者として各テーマの専門家の方が参加します。

どなたでもご自由に参加できます。温かくホッとできる「つどい」にぜひご参加ください。

全体会(9:30~10:30)

講師:横湯園子さん(子どもの権利のための国連NGO日本支部副代表/中央大学 元教授)

演題:いじめ・自殺を考える -子どもの最善の利益を-

テーマ別交流会(10:45~16:30)

14の分科会が設けられています。

不登校(小学校)

入学早々の登校渋りや、学年途中での不登校の子どもが増えています。友だちや先生との関わり、親子の関わりについて語り合いましょう。

コーディネーター:田川雅章さん(長崎県佐世保こども・女性・障害者支援センター こども・女性支援課課長)

共同研究者:松尾裕子さん(NPO法人おおさか教育相談研究所 相談員)

不登校(中学校)

中学校では、思春期特有の揺れ、いじめなどがキッカケになる場合もあります。友達や先生との関わり、進路など親子の関わりについて語り合いましょう。

コーディネーター:樋口昌己さん(長崎県佐世保こども・女性・障害者支援センター 所長)

共同研究者:柚木健一さん(NPO法人おおさか教育相談研究所 理事長)

不登校(高校)

高校生活の中で自分と向き合えるようにもなります。将来への不安、生き方にどう関わればいいのか。様々なことを語り合いましょう。

コーディネーター:柿田多佳子さん(長崎県長崎こども・女性・障害者支援センター 所長)

共同研究者:春日井敏之さん(立教大学教授)

発達障がいと不登校・ひきこもり

発達障がいがある、あるかもしれないと悩んでいる親、支援者、関係者の方との交流会です。悩みや不安を出し合うことで我が子とゆっくり向き合うこと、身近に共感できる支援者や仲間がきっといる。そんな場にしていきましょう。

コーディネーター:羽辺由紀子さん(佐世保市保健福祉部障がい福祉課 主査)

共同研究者:加藤由紀さん(NPO法人大阪障害者センター『発達支援センターぽぽろ』相談員)

共同研究者:澤田修さん(天神病院副委員長) ※予定

ひきこもりと家族支援

人や社会との関わり困難を抱えていたり、いわゆる「ひきこもり」と言われる行き辛さを抱えた若者たちの家族や関係者の方々。悩みを出し合い交流しましょう。

コーディネーター:谷口敬太さん(佐世保市保健福祉部障がい福祉課 主任技師)

コーディネーター:井戸裕彦さん(長崎県長崎こども・女性・障害者支援センター精神福祉課 係長)

共同研究者:村上公平さん(NPO法人おおさか教育相談研究所 相談員)

ひきこもりと高年齢化 8050の時代を考える

豊かだった時代は、ひきこもりの子どもを抱えていても、親の死後、どうにか生きていける兄姉や親戚に頼むことが出来たが、現在の社会制度では考えるのが難しい。80歳前後の親と子どもが50歳前後。そんな恐ろしい時代がもう来ている。初めて取り組む交流会です。みなさんも一緒に考え語り合っていきましょう。

コーディネーター:久佐賀眞理さん(長崎県立大学シーボルト校 教授)

共同研究者:川北稔さん(愛知教育大学)

共同研究者:馬場佳子さん(OSDよりそいネットワーク 理事)

父親の交流会

日頃から父親が寄って話をすることは中々少ないと思います。でも“おやじの会”では、やっと共感できる人と出会い、うなずきながら気持ちを共有できます。

コーディネーター:古庄健さん(登校拒否・不登校問題全国連絡会事務局)

共同研究者:前島康男さん(東京電機大学 教授)

パネリスト

  • 佐藤正義さん(長崎県ひきこもり家族会『花たば』 代表)
  • 種本健一さん(佐世保おやじの会)
  • 山下勝也さん(西海市和の会)

不登校・ひきこもりの中間就労を考える

ひきこもっていた若者、青年がやっと一歩を踏み出しました。通常の就労では身体がついていきません。その人のリズムでゆっくりと社会参加への力をつけていきたいと思います。実施報告を受けながら、一つ一つ動いていく、失敗も大丈夫、そんな支援をみんなで出し合いましょう。

コーディネーター:坂本則子さん(登校拒否・不登校問題全国連絡会)

共同研究者:佐藤洋作さん(NPO法人文化学習共同ネットワーク)

パネリスト:森橋美穂さん(社会福祉法人一麦会)

ひきこもりの国民年金と社会保障

ひきこもる人が増える中で、悲しくてつらい悲鳴が聞こえてきます。ひきこもりの人で年金に加入していない、加入しているが払い込みが出来ていないなど、年金制度はあるが、支払いが上手くいっていない多くの方がいます。親子だけで向き合っていると、大きな悲劇につながります。そんあことが起きない為に未来に光が見える制度にみんなで学び語り合いましょう。

コーディネーター:安藤佳珠子さん(長崎国際大学 講師)

共同研究者:脇野幸太郎さん(長崎国際大学 準教授)

パネリスト:中村かおるさん(当事者家族)/末永れい子さん(社会保険労務士)

若者・青年と共に生きる(中高生のグループ)

登校拒否・不登校やひきこもりの当事者たちがつどい、交流できる居場所です。自分一人ではなかったと胸がホッとする、そんな場と共感できる仲間との出会いを大切に語り合いましょう。

コーディネーター:伊藤康貴さん(長崎県立大学佐世保校 講師)

若者・青年と共に生きる(若者・青年のグループ)

登校拒否・不登校やひきこもりの当事者たちがつどい、交流できる居場所です。話したくなかったら、黙って聞いているだけで大丈夫です。共感できる仲間と出会い、そして語り合いましょう。

コーディネーター:高垣忠一郎さん(立命館大学 名誉教授)

特別テーマ いじめ・自殺を考える -子どもの最善の利益を-

近年、子どもや若者、大人たちの生きづらさが叫ばれ、貧困や社会的孤立、コミュニケーション不足など厳しい状況が続いています。県内において成人の自殺者数は減ったものの、19歳までの世代は増加し、この世代の自殺者数はここ数年横ばい状態です。子どもたちが未来に夢を持ち生きていける、そんな環境をどう作るか。「未来は現在の中にある」と説く横湯園子さんを迎えての特別テーマです。

コーディネーター:坂本雅俊さん(長崎国際大学 教授)

共同研究者:横湯園子さん(中央大学 元教授)

パネリスト

  • 村上彩子さん(佐世保市子ども未来部子ども保健課子ども子育て応援センター 所長)
  • 椿山和彦さん(長崎県福祉保健部障害福祉課)
  • 安永光利さん(長崎県教育庁高校教育課児童生徒支援室参事)
  • 坂本文生さん(長崎新聞社報道部 次長)
  • 橋之口裕太さん(佐世保市市議会 議員)

支え合う連携づくり『企業とNPOの協働実施を考える』

今、企業は新しい取り組みでNPOとの協働社会貢献の思いを持っています。また、NPOも社会から求められるニーズに応えていきたいと思っています。企業とNPOが同じ机に座り交流を深めることで、お互いに大きな一歩が歩み出せる。そんな場が作れたらと思います。

コーディネーター:三原直也さん(NPO法人黒島観光協会)

共同研究者:山本尚由さん(有限会社アイ企画 代表取締役会長)

共同研究者&総合司会:巻信幸さん(人形劇“かん” 主宰)

パネリスト

  • 川添ケイ子さん(川添商工 代表取締役)
  • 辻千穂子さん(五島観光タクシー代表取締役)
  • 山下剛さん(九州電力企画・総務部 総務グループ長)
  • 舛元淳子さん(NPO法人ステップアップステーションオードリー)
  • 今井信吾さん(佐世保市社会福祉協議会)

支え合う連携づくり『行政機関、小中学校、高校、大学、中間就労支援』

小中学校・高校・大学と連携出来ていると感じる親たちは少なく、中々つながり合っていると感じることはない。子どもたちの未来のためにも開かれた連携がどう作りあえるか、つないでいく議論が深まればと思います。

コーディネーター:神吉裕司さん(佐世保市社会福祉協議会地域福祉課総合相談班 主幹)

共同研究者:長沼信之さん(長崎県立大学佐世保校 教授)

パネリスト

  • 千北充範さん(小学校教諭)
  • 森尾早苗さん(学校法人山口学園/させぼ若者サポートステーション)
  • 小川美由紀さん(当事者家族)
  • 北川里美さん(当事者家族)

つどいのルール

3つあります。心に留め置いていただけると幸いです。

  • 様々な立場の方々が参加されますが、一人一人が対等で平等な関係です。
  • 参加者一人一人の思いを大切に自由に発言できます。「言いぱなし」「聞きぱなし」が原則で責任を問うものではありません。夢や想いを語り、人の発言に耳を傾けましょう。
  • 交流と学びを大切にしています。何かの結論をつけるものではありません。

イベント情報

イベントタイトル 第14回子どもサミット/長崎県のつどい
日時 6月23日(土) 12:30~17:00(子どもサミット)/6月24日(日) 9:30~16:30(長崎県のつどい)
場所 長崎県立大学佐世保校
問い合わせ先

NPO法人フリースペースふきのとう
電話番号 0956-25-6222
FAX 0956-76-8131
メールアドレス f-porepore@shirt.ocn.ne.jp
〒857-0874
長崎県佐世保市京坪町8番1号

事前申し込み 不要
参加費 1500円(当日券)