アニからのお知らせ『第3回ながさき・愛の映画祭』のご紹介
アニです。今回はアニの管理人特権を行使して、アニが最近関わっている『ながさき・愛の映画祭』についてご紹介したいと思います。
不登校やひきこもりとはちょっと違う話です。興味があればご覧ください。
アニが『ながさき・愛の映画祭』に関わっている理由
『愛の映画祭』を解説する前に、何故にアニが映画祭になんて関わっているかを説明しないといけないですね。
アニの活動『Hands-On(ハンズオン)ながさき』
アニは不登校やひきこもりとは別に「中間支援」という活動をしています。不登校ひきこもりの活動と一緒でお金にはならないボランティアです( ;∀;)
中間支援とか言われてもサッパリでしょうが、要約すると「NPOやボランティア活動をサポートする活動」です。例えば「いい助成金ない?」とか「どうやったら人ってあつまるの?」とか「○○できる人紹介して」とか。そういう相談を受けたり、一緒に考えたり、時には情報発信する活動ですね。
といってもアニは中間支援的には大した奴ではないので、人より多少知ってる程度です。そもそも自分のイベントすら苦労しますし、どの口がってやつなんですが、それはとりあえず棚に上げてます(笑)
その『ハンズオンながさき』に「今年の愛の映画祭に協力して」という申し出があり、アニが主体的に関わっています。
色んな考え方、生き方が許される社会
まあ団体に申し出があったからだけで、参加してる訳じゃありません。キッカケはそうですけど。
この映画祭は『Take it 虹!』というLGBT・セクシャルマイノリティを支援する団体の代表・儀間由里香さんが中心となって、多様性を大切にしながら「全ての人が安心して暮らせる社会を目指す」というコンセプトで開催されています。
今年で3回目、今回は「ちがうって、ポジティブだ」をテーマにしています。けっこうな数の大学生が参加してて、アニは若さに負けて肩身が狭いです(笑)
正直言うと、アニはLGBTのこと詳しくないですし、理解ある方じゃないと思います。ただ、LGBTの人たちが社会で突き立てられている現状は、不登校ひきこもりの当事者にも同様のことが言えるんじゃと思っています。
例えば「LGBTには生産性がない」なんていう発言がありましたが、それは「不登校ひきこもりには生産性がない」と言い換えることができます。
残念ながら、そういった偏った考え方があってもおかしくはないですし、時には親しい家族がそういった考え方を持っていることもあります。
ただ、そういった考え方がまかり通る社会は、不登校ひきこもり当事者にとっては、少なくともアニにとっては生きづらい。
LGBTと不登校ひきこもり、または障がいや病気を抱えた方、ひとり親家庭の方、他にもさまざな方々。悩みや課題は各々違いますが、偏った考え方で苦しむことがあることに違いないと感じます。
アニは、仮に偏った考え方があったとしても、多様性を大切にする「色んな考え方、生き方が許される社会」になって欲しいと思います。『愛の映画祭』はそうなるための手段の一つと捉えています。
まあ「何か面白そう!」という本音もあるんですけどね。
第3回ながさき・愛の映画祭
やっと本題ですね。今年の『第3回ながさき・愛の映画祭』の内容についてご説明します。
開催日は11月9日~11日、場所はNBCビデオホールとメディアスリーです。映画のみチケット代(当日券1500円)を頂きますが、他は無料です。無料イベントだけでも楽しめる企画になっていますので、映画見なくてもぜひご来場ください。
作品上映(NBCビデオホール)
今回上映する作品は3本です。前売り券・当日券を販売していますので、チケットをご購入されてご鑑賞ください。チケット1枚で1つの映画が鑑賞できます。
作品のうち2本がLGBT、もう1本が聾者(ろう者)をテーマにしたものです。ただ、テーマを抜きにしても楽しめるかと思います。解説にはアニの個人的な意見を添えてます。
ナチュラルウーマン(9日19:00~/10日19:00~/11日11:00~)
パンフレット左側から凄く力強い目線を感じると思います。中々忘れられないですね。
主人公マリーナはトランスジェンダーです。共に暮らしていたパートナーが急死し、葬儀への参列が拒否されるなど、差別や偏見に晒されます。そんな中でも自分らしく生きる権利を胸に前を向いて歩く姿を描いた映画です。
第90回アカデミー賞外国語映画賞を受賞しています。お察しの通り、重たいテーマが好きな方に向いた作品です。
パレードへようこそ(10日11:00~/11日13:10~)
1980年代、イギリスのサッチャー政権下。炭鉱労働者のストライキを見たゲイ・レズビアンの活動家であるマークは仲間たちと一緒に募金を集めるのですが、どの団体も受け入れません。勘違いで支援を受け入れたウェールズの炭鉱夫の団体と交流することになるのですが…。
実話を基にした作品で、第72回ゴールデン・グローブ賞作品賞(ミュージカル・コメディー部門)にノミネートされるなど、数々の賞を受けた作品です。欧米のドラマや映画を観ている方なら、馴染の役者の方もけっこう出演されていて楽しめると思います。
ちょっと話変わりますが、アニはブラスバンドをテーマにした『ブラス!』という映画が好きで、サントラも持ってますし、ラストの威風堂々で必ず涙を流します(笑)
『ブラス!』はイギリスの炭鉱の物語なので雰囲気が近く、ラストで泣けるのも同じです。あの雰囲気が好きな人にはオススメな映画です。
LISTEN(10日15:30~/11日17:10~)
「聾者(ろう者)の音楽」を全編無音で視覚的に表現したアート・ドキュメンタリー作品です。アニは想像つきません。
“耳栓推奨”という型破りな映画です。ご覧になる際はぜひ耳栓をご持参ください。「音楽が視える」が実感できるかもしれません。
無料イベント(メディアスリーなど)
11月10日・11日は、映画の上映とは別の無料でのイベントを用意しています。
ベストフレンド・マッチング
「人は見た目が8割」なんて話もありますけど、外見や話し方や声など、外見だけで人を判断してませんか?
このイベントは、見た目を完全に隠して内面だけであなたのベストフレンドを探すゲームです。意外な人がベストフレンドになるかもです。
ヒューマンライブラリー
ヒューマンライブラリーとは「人を本に見立てて読者に貸し出す図書館」で、2000年にデンマークで開催され、社会的マイノリティを抱える人に対する偏見を減らし相互理解を深めることを目的とした試みです。
本(話す人)と2~4名程度の読者(聞く人)で30分間対話するイベントとなっております。どんな本だったかは当日参加して確かめてみてください。
今回は長崎で活動されている『ヒューマンライブラリーnagasaki』(10日)と『長崎外国語大学ヒューマンライブラリープロジェクトチーム』(11日)が開催します。
『ヒューマンライブラリーnagasaki(Facebook)』についてはこちら
映像制作ワークショップ
長崎県立大学映画研究会とあなたが、演出・撮影・録音・照明などの部門に分かれて短編映画を制作するワークショップです。
撮影に興味のある方はご参加ください。完成作品は最終日クロージングイベントにて発表します。
このイベントは事前申請を受付しています。下記ホームページから申し込みをクリックしてエントリーをお願いします。
オープニングイベント/クロージングイベント/無料展示
11月9日、18:00からはオープニングイベントとして、福岡在住のミュージシャン・とんちピクルスさんのライブを開催します。
11月11日、20:00からはクロージングイベントとして、映画祭イベント参加者によるトークイベントを開催します。観客の飛び入り参加歓迎です。また映像制作ワークショップが制作した作品も上映します。
またメディアスリーでは長崎で活動してるNPO・ボランティアなどの団体を紹介するため無料展示も行います。チラシ・ポスター・パネルなど展示したい方を随時受付していますので、興味のある団体はぜひご連絡ください。
ながさき・愛の映画祭実行委員会(問い合わせ先)
ながさき・愛の映画祭に関する問い合わせはメール、またはホームページからお願いします。
メールアドレス:sakura0131@gmail.com
こんな感じの映画祭です。よかったらご参加ください。アニは情報誌売ってるかもしれません。
詳しい情報を知りたい方はホームページをご覧になってください。
この投稿へのコメント